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2007年12月31日
千葉消防徒然話 番外編 その4
貴方の家の隣に消防出張所を作ってもらう傾向と対策
千葉市 TAK
>masa様
最近こちらのネットでは稲毛・花見川地区の消防力不足を指摘なさる声がしきりに交わされていますが、タイトル通り、貴方の家の隣に消防出張所を作ってもうらう方法を実例を混えてちょっとご紹介申し上げます。
昭和58年5月に南消防署管内の越智町
(当時。現在は緑署管内)
に突如、越智出張所が業務を開始いたしました。
これは極めて寝耳に水でそれまでのいかなる千葉市の長期計画にも記載されていないものでした。
昭和55年3月に南署管轄に泉出張所。
昭和56年3月に同じく南署管轄に土気出張所が開設されていましたので市の東部、東南部の消防力整備拡充は一応終わったものとばかり思っていましたので心の底から驚いたわけです。
しかし、しばらくしてその事情がわかってきました。
実は角栄建設さんという建設会社が角栄団地という大規模な戸建住宅団地を分譲するにあたって敷地、
建物、ポンプ車・救急車などの消防車両を自前で提供して越智出張所を新設してもらったのでした。
(職員の人件費はどうだかわかりません。
たぶん年数を限って負担したのではないかと思われます。)
この方法は請願消防制度と言いまして、古く昭和の初期から行われていた制度なわけです。
デパートや競技場・ホールなどの人の多数集まる場所に警備の消防職員の派遣だけの場合と、例えば万博会場内に臨時の消防出張所を設けて常駐してもらう方法とがあるわけです。
越智の場合は当然後者で、建設会社側では団地に消防署も交番も(約300メーターくらい土気駅寄りの熊野神社というところに土気幹部派出所という交番がすでにありました。
いまは土気駐在所と統合されて土気駅前交番になって現在はありません。)ありますよと
いうことをひとつのセールスポイントにしたわけで、千葉消防にとっても署所の管轄の条例を市議会に
変更決議してもらうだけで財政負担なしで消防力強化ができるのですから双方メリットがあったからということだったのでしょうか。
同じように貴方の家の隣にも消防出張所を誘致できる可能性があるわけです。(笑)
(ただし、少なくとも1.5km範囲内にすでに消防署、あるいは出張所があると駄目でしょうけれど。)
話題の「幻のこてはし台出張所」もこの方法で実現させられる可能性があるわけです。
仮に、住宅都市整備公団あたり、あるいは付近の町内会の連合会が前記の費用を提供できれば敷地はすでに確保されているのですからそんなに難しいことではないと思われます。
千葉消防の側でも横戸消防用地のそばには花見川本流が流れているのだから大容量ポンパーとホース延長車もついでに寄付してもらえばなんて虫の良いこと考えたりしてみてはいかが。
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投稿日:2000年3月28日
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投稿者 taksoho : 2007年12月31日 05:39