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2007年12月31日
千葉消防徒然話 番外編 その2
千葉消防の移動貯水車
>masa様
千葉市TAK
10t積載型水槽車(SL)のことですね。
千葉消防では移動貯水車と称しておりました。
車両形式はいずゞSPG540の3軸ロングシャーシー、車両の最後尾にB2型ポンプを備えていました。
最大の特徴は水槽がステンレス製の乳製品や飲料を運搬するタンクローリータイプでいざという時は生活飲料の給水車としても使えることでした。
この車両は昭和52年12月に千葉消防に寄贈(!)されました。
ずーっと真砂町の局本部に置かれ、警防課直轄で運用されていました。
平成4年4月に政令指定都市になると同時に緑署本署に配置替えとなりました。
まあ、あんまり活躍はしていなかったようで、演習・出初式以外で緊急走行していたところは1度も見たことがありませんでしたね。
山林火災などにはそれなりにときたま出ていたんでしょうが。
平成9年中まで在籍していたようですが結局更新はされませんでした。
更新されなかった最大の理由は千葉消防が政令指定都市になった時期にあわせ従来の1.5t積載型水槽付ポンプ車を4.5t積載型水槽付ポンプ車に切り替え購入・運用を始めたことが最大の理由と思われます。
確かに4.5t積み2台あればSL1台とほぼ同じなのですから効果対費用の面でメリットが少なくなったんでしょう。
先程この車両は寄贈されたと書きましたが、愛称を”斉藤7号”とつけられておりました。
これは斉藤市蔵さんとおっしゃる斉藤油脂株式会社の社長さんが消防車寄贈マニアでいらっしゃって
昭和36年10月に水槽付ポンプ車を寄贈以来、
(初代”斉藤号”、蘇我出張所に配備)、
昭和43年に救急車2台、
(”斉藤2号、””同3号”、穴川と中央署本署に配備)
昭和47年に水槽付ポンプ車2台
(”斉藤4号、””同5号”、西千葉と幕張に配備)
昭和51年にマイクロバス型指揮統制車
(”斉藤6号”、局本部警防課に配備)
そして最終寄贈の7号車が前述移動貯水車でした。
(斉藤さんがまだご存命かどうかわかりません。)
まあ、消防予算貧弱なりし頃の千葉消防にとってはまことにありがたいご厚意でした。
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投稿日:2000年2月18日
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投稿者 taksoho : 2007年12月31日 05:37